2012年

2012.12.21配信

「斜陽にて 

 今年の冬至は12月21日。今年も残りわずかになり、せわしくなってきました。こんな時に周りの様子を眺める余裕はあまりありませんが、子どもが影踏みをしているのを見て、夏と比べると影が長くなっているのに気付きました(当り前ではありますが)。 私の身長は少しサバを読んで170㎝、東京や大阪における太陽の南中高度は31°位なので、正午ごろの影の長さは2m80㎝くらいになります。夏至の頃の影の長さは35㎝ほど。2m以上も違うことになります。太陽を背にして影を見ると、足はモデル並みに長いし、この身長だったら、NBA(アメリカのプロバスケットボール)の選手として大活躍したことでしょう。 影が長くなっているということは、日差しも弱いということで、寒さも本格的になってきます。この冬は寒そうなので嫌ですね。 そこで五七五を作りました。「斜陽にて 日射しぬくもり しゃようなら」(決して俳句ではありません。あしからず。)  

2012.11.19配信

サザンカが咲くころ 

 「サザンカ、サザンカ咲いた道、焚火だ焚火だ落ち葉焚き・・・」サザンカを見るとついつい口ずさんでしまいます。この歌詞の通り落ち葉が目立つ時季に咲く花ですよね。

 さてこの花が咲くころ(晩秋から初冬にかけて)の天気は、寒気と暖気が入り混じり荒れることが多くなりますよね。日本海を低気圧が発達しながら東へ進み、寒冷前線が本州付近を通過し、その後冬型に変わって寒気が流れ込んでくるパターンで天気が変化します。天気が急に変わることが多く、寒冷前線の通過に伴う激しい雷雨、突風に木枯らし、気温の変動も大きく急に冷え込み、北日本は雨から雪に変わることが多くなる時季です。

 そんな時期に咲くサザンカは「天気の変化に注意が必要だ」と教えてくれている花なのです。そこで五七五を一つ作りました。「サザンカと 天気の急変 サザンカキュウ」3×39と言うことで、通常の3倍ぐらいは荒れるイメージでしょうか? 

2012.10.20配信

「天気晴朗なれど釣りできず」

 先日(921日)に魚釣りに出かけました。場所は和歌山県日高町。紀伊水道に面した所です。船に乗ってタイを釣るつもりでした。

その日は未明に弱い気圧の谷が通過したもの、朝からは高気圧に覆われて、絶好の釣り日和。現地に午前5時に到着、青空が広がり、後は出船を待つのみ。というところで、船長からのちょっと待った!の声。沖は波が高いようだから、様子を見てくるとのこと。船長が偵察を終えて帰って来ると、きょうはダメだとのこと。ホワイ?天気は良いやんか!と、言っても船は出せないものは出せない。

 船長いわく、和歌山の沿岸は西に面しているため、北西や西の風が少し吹いただけで、波が立つとのこと。確かに高気圧の前面で、北西の風が吹くよね。普通の生活では穏やかな天気が、地形の影響により、荒れる所もあるわけだ。う~ん、妙に納得。局地的な予想は必要だね。釣り餌は無駄になりましたが、今回は勉強いたしました。

2012.9.20配信

「彼岸に悲願」

 暑さ寒さも彼岸までと言いますが・・・。

この原稿を書いているのは9月17日、場所は山梨県の甲府です。

明日、NHK甲府局で出演があるため、ただいま甲府の暑さを調べております。

今年は暑いねぇ~。

9月17日までの甲府の真夏日は77日。

平年は65日なので、すでに12日も上回っています。

特筆すべきは9月の真夏日、9月17日までで17日。

つまり毎日、真夏日が続いているのです。

 9月の真夏日で最も多かったのが昭和11年の21日、

次いで昭和36年、平成11年、平成22年の18日なので、

今の段階で今年の9月は過去5番目の暑さです。

週間予報では9月23日まで30℃以上の予想なので、

観測史上一番の暑さになる可能性が高くなっています。 

 私が子供の頃は、9月の半ばになると真夏日は出なくなり、

秋らしくなったものですが、最近はお彼岸の頃も暑いことが多くなっています。

お彼岸には暑さが収まることが悲願になりそうですね。

早く涼しくならんかな~。

2012.8.20配信

「絶対嫌 熱帯や!」

この夏も暑かったですね。と、夏の総括をするにはまだ早いですが・・・。

私が住んでいる関西は梅雨明け以降、昼はうだるように暑く、夜は蒸し風呂のような暑さが続きました。

大阪の今年の7月25日~8月3日までの10日間は、日平均気温が30℃以上

(最高気温ではありませんぞ)の日が続き、10日間の平均はなんと30.7℃!

理科年表で調べると、インドのムンバイに匹敵する暑さです。

(インドのムンバイは5月の平均気温が年間で最も高く30.5℃)

ムンバイの気候区分は熱帯です。

ちなみに東京の同期間の平均気温は29.8℃で、フィリピンのマニラの5月の平均気温が29.5℃なので、これまた熱帯に匹敵する暑さです。

最低気温が25℃以上の日を熱帯夜と言い、日本の盛夏を上手に表現していると思いますが、もっと一人一人が熱帯であることを自覚して、夏に臨むことも大事かもしれません。

とりあえず、ネクタイにスーツはしんどいなぁ。

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気象キャスター 南利幸さん
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